【アップグレード】レビュー！AIと人間の共存、支配者はどちらか！？いつか訪れるかもしれない未来が垣間見れるSF映画！【おすすめ映画レビュー】

科学技術が凄まじい速度で進化していく現代。

AI（人工知能）という言葉を聞くシーンも増えてきました。

現代の生活の中で、知らず知らずの間にAIの助けを借りている場面もあるのだと思います。

「シンギュラリティ」という言葉を聞いたことがあるでしょうか？

AIが人類の知能を越える日、技術的特異点、そのような意味合いの言葉です。

そんな「シンギュラリティ」はすぐそこまで迫っているといいます。

そんなAIが発達した近未来をテーマとした作品である『アップグレード』という映画を紹介します！

えるてあ

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アップグレード

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概要

今回紹介する「アップグレード」という映画は、AIと人間の共存について考えさせられる作品です。

今よりも技術が進化した少し先の未来で、AIは一般人にとっても身近になってきた世界。

自動運転の車が公道を走り、家事をロボットがやったり、自分の身体を機械化するような技術が確立されていたりします。

映画タイトルの「アップグレード」というのは日本語で「品質を良くする」「性能を向上させる」というような意味です。

そして、「アップグレード」というタイトル通り、主人公がAIによって人類の一歩先に進むことが作品の根幹となります。

非常に夢とロマンがある設定だと思いました！

AIが活用されたらこんな未来がくるかもしれないと考えるとワクワクさせられます。

登場する技術なども、実現不可能と言い切れないような、本当に近い未来を思わせるもので、想像しやすかったです。

そしてその反面、AIの恐ろしさを思い知る作品でもありました。

人類よりも知能が上で、インターネットという電脳世界を自由に駆使するAIを人類が御することができるのか、ということを常に考えさせられます。

この作品はAIについて理解していない一般人が巻き込まれる可能性のある未来です。

技術の進化に一般人もついていかなければ、知らず知らずのうちに自分の身体を蝕まれてしまうかもしれません。

作品の展開

愛する妻と穏やかな生活を送っていた主人公。

しかし、そんな幸せな生活は一瞬で崩れて去ってしまう。

正体不明の組織に狙われた主人公は、妻を殺され、自分自身は全身まひの重症を負うこととなった。

最愛の妻を失い、首から下を動かすこともできない。

生きる意味を失った主人公は絶望の淵に立たされる。

失意の底の主人公の元へ、ある科学者が声をかけにやって来る。

博士の提案は、まだ実験段階で社会的に認められていない新技術「STEM（ステム）」を身体に埋め込まないかというもの。

「STEM」はAI搭載型のチップで、これを埋め込むことでAIの助けを受けて全身まひの身体が動くようになるかもしれないというのだ。

主人公は僅かな可能性にかけて「STEM」の移植手術を受けることを選択。

手術は成功、そして術後も良好で、一生動かないと言われていた身体が動くようになる。

そればかりか、人間離れした身体能力を得ることとなったのである。

AIの助けを手に入れた主人公は、自分の人生を破壊した犯人に対する「復讐」を行っていく。

オススメしたい人

・ダークな作品が好きな人
・近未来が好きな人
・考えさせられる作品が好きな人

「アップグレード」はダークなSF作品です。

なので、SFが好きで、暗い雰囲気の作品を好む人に刺さる作品だと思います。

作品のテーマが「復讐」ですから、物語の序盤から主人公は辛すぎる目に合います。

全身まひとなった主人公の描写はあまりにも悲惨だと感じました。

こういう描写が苦手な方もいることかと思いますので、万人に受ける作品とはいえないでしょう。

SFという設定は「AI」「近未来」というテーマになっているので、SFジャンルの中でも少し先の未来という設定を好む人にはたまらない作品かと思います。

本当にこういう未来が来てもおかしくないと思わせられる設定となっています。

映像としては、莫大な資金で作られた作品ではありませんので、ド迫力の映像を見ることはできません。

しかし、カメラワークは非常に凝っているなと思いました！

これはぜひ見ていただきたいポイントの一つです！

他の作品ではなかなか見ないカメラワークを使ってAIを表現しています。

ド派手なCGに頼れないからこその技術だと思いますが、やっぱりプロはすごいです！

個人的には非常に見ごたえのある映画だったと感じました！

まとめ

「いい作品だった」というのが見終わった後の感想でした。

ハッピーな作品ではないので、スッキリとした気分にはなれませんが、最後まで見て感嘆するような映画です。

物語が最初から最後までしっかりまとまっていて満足度の高い作品でした。

SF好きな人はぜひ見てみてくださいね！

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