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【ガルヴェストン】裏社会の男と不幸な少女の逃避行を描いたヒューマンドラマ【オススメ映画紹介】

2021年9月8日

ELTEAです。

様々な人間が生きる世界の中で、それぞれが人生を送っています。

一般人には想像できないような生き方をする人もいて、生き様そのものが物語になります。

非合法な組織に属する人間は普通では考えられないような一瞬で燃え尽きるような生き方をしたりもするようです。

ガルヴェストン

裏組織に属する男と、裏組織のごたごたに巻き込まれてしまった売春婦の逃避行を描いた物語です。

お互いに居場所が無く、成り行きで生活を共にします。

二人が逃げ延びた先に辿り着いた場所が「ガルヴェストン」という町です。

「ガルヴェストン」はアメリカ合衆国テキサス州にある町です。

メキシコ湾に面するリゾート地のようです。

そして、「ガルヴェストン」という地はハリケーンによる災害が引き起こされる場所としても知られているとのこと。

そして、作品の中でもハリケーンは描かれることとなります。

設定

故郷を捨て裏社会で生きてきたロイ(ベン・フォスター)がその日、ボスの勧めで行った病院で見せられたのは、まるで雪が舞うように白くモヤがかかった自分の肺のレントゲン写真だった。命の終りが近いことを悟った彼は「どうせクソみたいな人生だ。死ぬならそれも仕方ない」そう自分に言い聞かせる。だが死への恐怖は彼を追い込み、苛立たせてゆく。その夜いつものようにボスに命じられるまま向かった“仕事先” で、ロイは突然何者かに襲われる。組織に切り捨てられたことを知った彼は、とっさに相手を撃ち殺し、その場に囚われていた若い女(エル・ファニング)を連れて逃亡する。彼女の名前はロッキー。家をとびだし、行くあてもなく身体を売って生活していたという。組織は確実に2人を追ってくるだろう。全てを失い孤独な平穏を願いながらも女を見捨てることのできないロイと、他に頼る者もなく孤独な未来を恐れるロッキー。傷だらけの2人の、果てなき逃避行が幕を開ける。

映画『ガルヴェストン』公式サイト:http://klockworx-v.com/galveston/

裏社会に属していた男を演じる「ベン・フォスター」と、売春婦を演じる「エル・ファニング」の二人の俳優の演技が光る作品となっています。

逃避行というと駆け落ちなどのラブロマンスをイメージするかもしれません。

確かにそういう側面を持ち合わせている作品ですが、主役の二人は平気で人を殺すような組織に狙われて逃げています。

そのため、常に恐怖を心の片隅に置きながらの生活を送っていくこととなります。

精神的なストレスなどから意見がすれ違うという描写も多く、ハッピーな展開とは決して言えません。

しかし、そんな状況を経て深く依存しあっていく二人、というのが作品の見どころとなります。

裏組織に属していた主人公が命を狙われるようになるのは、正直同情することはできません。

因果応報という言葉にふさわしいとすら思います。

ただ、ラストシーンまで見ると分かることですが、降りかかる因果はもっと辛い展開をもたらします。

売春婦を演じる「エル・ファニング」は非常に魅力ある俳優だと感じました。

美しい容姿もそうですが、演技の面でも魅力的な方で、今後も出演作を追いたいと感じさせられました。

オススメしたい人

・ラブロマンスが好きな人
・暗い展開が好きな人

上記の趣向を持つ人にはオススメできる作品かと思います。

ラブロマンス好きな方でも、ハッピーな作品を好む方にはおススメできないかもしれません。

ただ、作品としての完成度は非常に高い作品ですので、見て損をするということはないと思います。

最後まで作品を見て、「こういう物語にするんだ」と驚きました。

ぜひ物語の行きつく先を見届けてほしい作品です。

まとめ

非常にクオリティの高い作品だと感じました。

莫大なお金がかかった映像というわけではありませんが、主演の俳優陣の演技力と魅力を活かした作品です。

ラブロマンスという説明を上記でしてきましたが、一般的なラブロマンスとは違ういびつな関係性を描いています。

ただ、主役の二人の間には確かな絆を感じ取ることができます。

ぜひ見ていただきたい作品です!

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ELTEA

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