ELTEAです。
何かしらの経営を描く作品は世の中にそこそこあると思います。
しかし、遊園地経営の作品に絞ると数は減るでしょう。
さらに笑いあり涙あり、美少女ありという要素を詰め込むと非常に独自性を感じます。
その上、実際に魔法が飛び交うガチの夢の国を描くという結構珍しい作品を紹介したいと思います。
甘城ブリリアントパーク
2013年から富士見ファンタジア文庫より刊行されている同名ライトノベルを原作としてアニメーション化された作品。
アニメの公開は2014年10月から12月でした。
原作者は「賀東 招二」さんという方で、「フルメタル・パニック!」を生み出した小説家です。
アニメーション制作を担当したのは「京都アニメーション」。
作画はもちろん、音楽も素晴らしく、アニメーション作品として非常にクオリティが高いと感じました。
日本トップクラスのクリエイター陣によって製作されたこちらのアニメは非常に面白い作品です!
設定
謎の美少女転校生・千斗いすずから強引に遊園地デートの誘いを受けた可児江西也。
わけもわからず連れて来られたのは、さびれたアトラクション、ダメダメなサービスの日本一残念な遊園地・甘城ブリリアントパーク。
甘城ブリリアントパーク公式ホームページ - TBSテレビ
その支配人だという”本物の”お姫様・ラティファに引き合わされた西成は、なぜか突然、閉園の危機にあるパークの再建を託されてしまう。そして、そこはただの遊園地ではなく――!?
アニメ公式のあらすじは上記の通りなのですが、まさにこのような展開から作品は展開していきます。
主人公の通う高校に転校してきた美少女から、主人公は前振りなくいきなり遊園地に行こうと誘われ、しぶしぶ行ってみると潰れる寸前の閑古鳥のなくテーマパークに連れていかれ、このテーマパークを再建してくれと頼まれるという設定です。
かなりぶっ飛んだ設定からの始まりですが、非常にテンポが良くて面白いです。
登場キャラクターは多いですが、遊園地のキャストであるため、見た目での差別化ができており、各キャラクターがそれぞれ印象的なのが凄い点です。
これはアニメならではの利点ですね!
主人公は高校生ですが、高校での主人公の様子はあまり描写されません。
舞台の中心が遊園地であり、主人公自身も学校生活を遠ざけようとしていたりもするのでしょうがないことですが。
学園ラブコメのような学校での青春は見られないので、そういうのが好きな人には少し物足りないかもしれません。
キャラクター
・ 可児 江西也(かにえ せいや)……ナルシストな性格だが、実際に文武両道で容姿もいいパターン。甘城ブリリアントパークの再建をこなしていく
・千斗 いすず(せんと いすず)……主人公の学校に転校してきた美少女。コミュニケーション能力が低く、表情の動きも少ないためクールな印象を受けるが、実情は結構ポンコツ。
・ラティファ・フルーランザ……甘城ブリリアントパークの総支配人。金髪色白な少女。病弱でか弱い女の子という描写がされる。
・モッフル……甘城ブリリアントパークのメインマスコット。げっ歯類のような見た目をしている。
etc…
もっと多くのキャラクターが出てくるのですが、一応メインどころとしては上記のキャラクターですね。
遊園地という特性上、かなりユニークなキャスト(遊園地の従業員)がいっぱい出てきます。
どのキャラクターもユーモアがあって、愛着が湧いてきます。
マスコットキャラクターたちの見た目とはギャップのあるおっさんのような振る舞には笑わせてもらいました!
オススメしたい人
ギャグパートが多い作品なので、笑える作品が見たい人は気に入ると思います。
また、ギャグだけではなくシリアスな演出もあるので、ワンパターンな展開ではなく、面白い場面と重い場面とが織り交ざっています。
舞台は現代日本ですが、非常にファンタジーな作品なので、日常の中の非日常を楽しめる作品でもあります。
女の子のキャラクターのセクシーな展開もあります。
上記のような性質を持つ作品となりますので、
・笑える作品が見たい
・カワイイ女の子が見たい
・シリアスな展開も見たい
このような趣向を持つ人は楽しめるでしょう!
まとめ
笑える作品を見たい人には大変オススメできる作品です。
設定もしっかり練られているので、ただのギャグという感じではないのもオススメポイントです。
アニメは一期のみで終わってしまい、続きが非常に気になる形で終わってしまうのが残念なところです。
今でも二期待ってます!
皆さんもぜひ見てみてください!