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【書評】『賢者の書』 賢者となり素晴らしい人生を送るためのビジョンを見ることができる物語

2023年6月18日

あなたは今の自分の生き方に満足していますか?

何かしら不満や憤りを感じたりしませんか?

私は自分の人生に満足できていません。

そして、満足いく人生が送れないことで自己嫌悪に陥ることも多々あります。

思い描く理想と現実の隔たりは、自分自身の無力のせいであると考えてしまうのです。

でも、自己嫌悪していたって人生は好転しません。

自分の生き方について見つめ直す必要があるんです。

そんな時に出会ったのがこれから紹介する本です。

みなさんも人生のビジョンを見る方法を賢者から学びませんか?

賢者の書

著者喜多川 泰
出版社ディスカヴァー・トゥエンティワン
発売日2009/8/5
ページ数224ページ

読了目安時間:2時間

同著者の他作品

おすすめしたい人

・人生が上手くいかず悩んでいる人

この本の主人公は人生に行き詰まり悩んでいます。

そんな主人公が、世界を旅して賢者から生きることの教えを学んできた一人の少年と出会い、彼の持つ『賢者の書』を読んで自身の生き方を再考するという物語です。

主人公と同じ境遇の人はきっと多いはずです。

そんな人にこそ、この本はおすすめです。

この本は満足いく人生を送るために必要なピースとなると思います。

『賢者の書』を読んだ感想

引き込まれるような物語でした。

人生上手くいかない主人公が少年との出会いを経て、もう一度再起するという展開は、「自分も行動しなければ」と感じさせられるものでした。

自分は惰性で生活を送り、心の中で「もっと上手く人生を送りたい」と考える毎日を送っていました。

年齢だけを重ねて、後悔だけが積み重なっていく毎日です。

しかし、この本を読んで、過去ばかり見てもしょうがない、今を生きていこうと思いました。

今からでも満足いく人生を送れるんだという勇気をもらいました。

自己啓発的な内容の本ですが、物語としても非常に面白いなと感じました。

非常に満足度の高い本だったので、同著者の他の書籍も読んでみたいなと思います!

本書籍から学んだこと

『賢者の書』では九人の賢者から人生において重要なことを一つずつ学んでいくという内容になっています。

九人の賢者からの教えを受け、自身が賢者となる。

それぞれの賢者のキャラクターも立っていて読みやすい物語に仕上がっています。

本書籍から個人的に心に刺さった内容をいくつか紹介します!

行動の結果一つのピースを手に入れる

『賢者の書』では、ピースという単語が多く登場します。

これは、人生をパズルに例えているから。

人生を生きていく中で様々な行動を起こしていくことになります。

そして行動の結果、一つの結果を得ます。

手に入れた結果こそが「ピース」であると『賢者の書』では述べられています。

結果には、成功も失敗もありません。

上手くいった、上手くいかなかった、というのはあるかもしれませんが、例え上手くいかない結果だったとしても人生全体にとっては必要な結果だったと理解することが必要なのです。

受け入れたくないピースでも、人生のパズルのどこにはめ込むことができるのかを考えて活かしましょう。

他尊心を高める

自己啓発の本などを読むと、「自尊心」を高く持つということが述べられているものは多いです。

自尊心」は確かに重要です。

自分自身を卑下していたのでは、良い人生を送れません。

しかし、『賢者の書』では自尊心だけでなく「他尊心」を高くすることを述べています。

自尊心だけ高く持って他人を見下したり傲慢になるようでは良い人生など送れないと述べているのです。

自分と同じだけ他人のことも認めましょう。

そうすることで、傲慢にならず他人から素直な気持ちで学びを得ることができます。

どんな人間になりたいのか

プログラマーになりたい、イラストレーターになりたい、小説家になりたい、など職業としてなりたいものを意識することはあると思います。

では実際になりたい職業に就けたとして良い人生を送れるかというと、万人がそうとは限りません。

夢だった仕事に就いたのに嫌なことに直面して心が折れそうになることもあるでしょう。

そうなってしまうのは、「どんな人間になりたいのか」という目標がないからです。

「どんな人間になりたいのか」が定まっている人はどんな職業であっても幸せを掴むことができます。

誰にでも優しくする人間になりたい、常に挑戦する人間になりたい、などどんな人間になりたいのかという人間像を芯に持っておきましょう。

そうすれば、どんな場所でも目標を目指して邁進することができます。

なりたい人間像を追い求めていれば、周囲の人もあなたの人間性を感じ取ってくれるはずです。

まとめ

小説としても面白く、自分の人生観についても考えさせられる良い本でした!

ぜひぜひみなさんにも読んでみて欲しいと思います。

人生観というのはなかなか自分で考えるのは難しいことだと思います。

客観的に人生を考えることってあんまりないですよね。

こういう本を読むことで、普段考えない人生観を意識できるので、非常に有益だと個人的には思います。

自分の人生を見つめ直して、良い人生を送りましょう!

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