ELTEAです。
エンタメ作品において、戦艦同士の戦いって非常に迫力があって凄いなと感じるコンテンツだと思います。
多くの人員が動き回って一台の巨大な船を航行させ、死と隣り合わせの極限の場所で命をとして戦う姿には胸を打たれます。
そんな極限の戦艦の戦いをド迫力に感じた小説を紹介せずにはいられませんでした！
プロペラオペラ
公式サイト:https://gagagabunko.jp/specal/propeller-opera/index.html
美少女艦長＋天才参謀、天空の艦隊決戦へ！極東の島国・日之雄。その皇家第一王女イザヤ18歳。
彼女はしかし同時に、重雷装飛行駆逐艦「井吹」の艦長である。イザヤのためなら命を投げ出す乗組員達は、全員彼女の大ファン！
そんな「井吹」に、突然イザヤの部下として乗り込んできたのは、主人公クロト。皇族傍系黒之家の息子であったクロトはイザヤとは幼なじみであったが、ある日、イザヤに対し最っ低の事件を起こして皇籍剥奪となり、家族もろとも敵国ガメリア合衆国へと逃亡したのであった。そのクロトが（どのつら下げて）なぜ今ここに！？
クロトは言い切る、「俺はガメリアを牛耳る怪物から日之雄を守るために帰ってきた」！おりしも我が国日之雄は、カネと武力で日之雄を我が物とせんとするガメリアと開戦に踏み切った。イザヤとクロトは「井吹」を駆り、超大国ガメリアの世界最強飛行艦隊に対し決戦を挑む！！
自信満々、超傲慢、頭が切れるのに加えてバカがつく努力家クロトの大驀進人生の絢爛舞台、ファン待望の犬村小六真骨頂「空戦ファンタジー戦記」が堂々開幕！！！
https://shogakukan-comic.jp/book?isbn=9784094518122
感想
読み応えがあって面白かったの一言です！
一言と言いながらどういう点が面白かったかはこの後語らせていただきますが、とにかく読んでよかったと感じました。
本当に読了後にいい作品だったと思える作品でしたから。
ということで、以下に感想を書いていきます。
容姿、知能ともに非常に高水準で高慢ちきな性格の主人公と、見目麗しい一国のお姫様を中心に展開していく戦争を描いた作品で、作品のメインとなるのが上空を飛翔する戦艦という設定。
上空を飛翔する戦艦という文言から分かるように架空の世界を舞台にした物語になります。
非常にロマンに溢れる設定で、こんなの面白いに決まってるという素晴らしい発想だと思います！
小説と言うと当然ほぼ文章のみで進行していきますが、戦争を扱う作品だけあって軍隊の用語とかは漢字の羅列だったり堅苦しい文体などで重厚感を感じさせつつ、ラノベらしくキャラクター同士の掛け合いは軽い感じだったりと、メリハリがあるというか、個人的には読んでいてページをめくる手が止まらないという感じでした。
思い返してみても、キャラクターが良くできていたなと感じます。文章でどのようなキャラクターなのか非常に伝わってきましたし、表紙や挿絵のイラストが非常に可愛らしい感じで、特にヒロインがカワイイ。（僕個人の趣向が「軍服の女の子っていいよね！」と思っているからというのも大いにあるのですが）
主人公とヒロインの恋の行方を追っていくような展開にもなるわけですが、非常に優秀な二人であってもこと恋においては初心な感じもたまらねえです。
青春してる様を見ていると、胸のところがジュンジュンするというか、得も言えぬ感情が湧いて出てくるんですよね。
こういう感情を感じることができるというのがエンタメ作品のいいところなわけで、現実でも青春送りたいなあと思う限りです。（悲しいことに青春とか言ってる年齢でもないですが）
オススメしたい人
・架空の世界の物語が好きな人
・戦争ものが好きな人
・異能力物が好きな人
・ボーイミーツガールが好きな人
上記に当てはまる人は気に入る作品なのではないかと思います。
感想とかの欄には書いてなかったですが、この作品純粋な戦争ではなく異能力が出てきます。
異能力と言っても手から炎が出るとかいう感じのものではなく、意識的に幽体離脱が出来て肉体から遠い場所の出来事を見に行けるみたいな能力となっています。
なので、純粋な戦争が好きな人にはハマらないかもしれません。
まとめ
ぜひ手に取ってみてほしい作品です。
「プロペラオペラ」っていう作品名がいいですよね。
初見の時はどんな作品だろうと興味を引かれ、読み終わったら改めていい作品名だなと感じました。
皆さんがこの作品を読んで、皆さんのお気に入りの一冊に加わることを願っています！
