ELTEAです。
自分は時折、事件を取り扱ったミステリー作品特有のハラハラ感を体感したくなることがあります。
事件のトリックであったり犯人や被害者の心理であったりと、緻密に練り上げられた設定に引き込まれます。
今回紹介する「DYS CASCADE」という作品は、一話の作り込みが素晴らしい作品です。
自分はtwitterで一話を読んで即買いしてしまいました。
では、紹介していきます!
DYS CASCADE
著者/作者 | 中川 海二 |
発行元 | 講談社 |
あらすじ
警察署に置かれたバケツには12リットルの血液と1本の腕が入っていた。
アマゾン販売ページ
ベテラン刑事と美人上司のバディが片腕のない男を追い詰める。男は警察にケンカを売りつけるように挑発を繰り返す。
捜査を進めるほどに謎は深まり、過去に起きた事件が関連を見せ始める。この事件、根が深い!
twitterで公開されている一話
警察署の駐車場に置かれたバケツの中身の話 (1/17) pic.twitter.com/AO3nS7yQ4s
— 中川海二 (@nakagawakaini) September 16, 2022
自分はこのTwitterの投稿を見て購入を即決しました。
一巻の一話が投稿されているのですが、非常に引き込まれる一話となっています。
感想
主人公であるベテラン刑事が難事件に挑んでいく様を見ることができます。
新人刑事のドタバタ感がある作品もいいですが、本作のようにベテランがこれまでの経験を活かして活躍するという展開もいいですよね。
本作の特徴として、一巻の時点で犯人の姿がはっきりと描写されているのが特徴的だと感じました。(現時点で犯人だと思っている人物が犯人ではなく真犯人がいるという展開もありえますが。)
そして、犯人が分かっているのに次々と新たな情報が追加されていくことによって、事件が一件の殺人事件だけに留まらず、非常に根の深い大きな闇に向かっていくような感覚に捕らわれます。
伏線と思われる情報の張り方がスゴイです。
そのため一巻を読み終わった時点では、次巻以降どのように展開していくのか予想ができません。
早く続きが読みたいと思わせられる作品です。
オススメしたい人
・ミステリー作品が好きな人
刑事物の作品が好きな人であれば好きになれる作品だと思います。
一巻の雰囲気で言うと、暗すぎない・グロ過ぎない描写となっているので、ミステリー初心者にもオススメできます。
主人公のベテラン刑事とバディを組むのはやり手の女性刑事。
刑事物と言えばバディですが、ベテランの男女のバディが好きな人にはたまらない作品です。
まとめ
続きが気になるの一言に尽きる作品です。
一巻で多くの謎が描写されており、二巻以降でどのように謎が解明されていくのか、第二第三の事件は起きるのか、全く予想がつきません。
ミステリー作品としては王道といった展開から始まりましたが、ここから物語がどう動いていくのか見ものです!
非常に面白い作品ですので、ぜひ読んでみて下さい!