ELTEAです。
正義の味方であるヒーローにも、純粋な正義と、異質ながらも正義を守る者とかがいます。
今回紹介する作品はいわゆるダークヒーローであり、誰かのために正義を為すというような殊勝なキャラではありません。
だからこその面白さがあります。
ただの正義の味方ではなく、自己の利益をのために動いたら結果的に世界を救っていたというのは、なんとも強キャラという感じがして個人的には大好きです!
ヴェノム
マーベルの作品である「ヴェノム」。
作品によって悪役だったりダークヒーローだったりするようですが、今作ではダークヒーローとしての活躍を楽しむことができます。
見た目はスパイダーマンを彷彿とさせるデザインに、全身漆黒のカラーリングで、発達した筋肉が盛り上がっているという状態です。
見た目は完全なる悪役ですね。
言動も、序盤は悪役で、後半になるにつれて少し丸くなっていくという感じ。
主人公との相性も深まっていき、息の合ったバディが形成されていく様を楽しむことのできる作品です。
設定
「ライフ財団」という宇宙開発と製薬を中心に世界的に影響を与える企業が、宇宙で生命体を発見し、地球へと持ち帰るというところから物語は動き出します。
「ライフ財団」は地球外生命体と人間を融合させ、人間が宇宙へと進出できることを目標に非人道的な研究を進めます。
主人公である「エディ・ブロック」は知名度抜群の敏腕記者であり、正義感溢れる男です。
ただ、自己中心的なところがあるので、気づかぬうちに近しい人を傷つけてしまうことも。
「ライフ財団」が良からぬことをしているという情報を察知し、正義のために「ライフ財団」と戦いますが、絶対的権力の前にはなすすべなく潰されてしまいます。
全てを失った「エディ」は地球外生命体の一体である「ヴェノム」と適合し、強大な力で「ライフ財団」と戦う。
大雑把に説明するとそんな話です。
主人公のエディだけでなく、ヴェノムにも抱える悩みのようなものがあり、共生関係の中でお互いを知っていくことでバディとして洗練されていくのが楽しいところです。
人間を食べようとするヴェノムをエディが諫めるシーンなどは生命体としての価値観の違いのようなものを感じました。
ただ、今作では分かり合えるのが終盤という感じなので、次作ではどのような関係性から始まるのかというのが非常に楽しみでもあります。
オススメしたい人
・ダークヒーロー作品が好きな人
・マーベル作品が好きな人
・エイリアンものが好きな人
・バディという関係性が好きな人
上記の趣向がある方はハマる作品だと思います。
特に主人公のエディとヴェノムとの掛け合いが楽しい作品なので、バディが好きな人はたまらないんじゃないでしょうか。
ただ、ヴェノムの声は基本的には主人公にしか聞こえないので、周囲の人から見ると奇行をしている主人公という見られ方をします。
共感性羞恥とかがある方は主人公が一人で話していたりするシーンが苦手だったりするかもしれませんね。
次回作
2021/12/3公開予定の「ヴェノム レット・ゼアビー・カーネイジ」はヴェノムの第二作目になります。
一作目を見ていると、予告だけでも面白そうと感じるものになっています。
エディとヴェノムのやり取りがさらに良い感じになってるのが微笑ましい。
本当に公開が待ち遠しい作品です。
バチバチの殺し合いをしているのに、クスっと笑えるような描写があるのがダークヒーローものっぽいなーと思いますね。
カーネイジ(大殺戮)という名前がつくくらいなので、世界中を震撼させるような大事件が引き起こされるのかなと勝手に想像していますが、どうなのでしょうか。
「カーネイジ」というのは「ヴェノム」と同じ地球外生命体の個体名のはずですが、かなり凶暴であることが伺えますね。
一作目では、あまり世界を巻き込んでってて感じの描写はなかったので、二作目にはそういう面では期待してしまいます。
まとめ
マーベルといえばアベンジャーズというイメージだったのですが、「ヴェノム」も非常に面白い作品でした。
制作会社がディズニーではないので今後はどのような展開をしていくのだろうと気になるところではあります。
原作ではスパイダーマンと敵対する悪役だったという話も聞くので、どこかのタイミングでスパイダーマンとの共演が見れるかもしれませんね。
昔のスパイダーマンの映画では出ていたようなので、見てみようかなと思います。
二作目以降の展開からも目が離せない作品です。
皆さんもぜひ見てみてはいかがでしょうか!