ONE PIECE FILM RED
公式サイト:https://www.onepiece-film.jp/
設定
世界で最も愛されている歌手、ウタ。素性を隠したまま発信するその歌声は“別次元”と評されていた。そんな彼女が初めて公の前に姿を現すライブが開催される。色めき立つ海賊たち、目を光らせる海軍、そして何も知らずにただ彼女の歌声を楽しみにきたルフィ率いる麦わらの一味、ありとあらゆるウタファンが会場を埋め尽くす中、今まさに全世界待望の歌声が響き渡ろうとしていた。物語は、彼女が“シャンクスの娘”という衝撃の事実から動き出す。「世界を歌で幸せにしたい」とただ願い、ステージに立つウタ。ウタの過去を知る謎の人物・ゴードン、そして垣間見えるシャンクスの影。音楽の島・エレジアで再会したルフィとウタの出会いは12年前のフーシャ村へと遡る。
https://www.onepiece-film.jp/movie/
感想
とても感動しました。
歌の持つ力を感じさせる素晴らしい作品でした。
若干歌唱シーンが多いかなとは思いましたが、良い音楽ばかりだったので非常に楽しめました。
この映画こそ、映画館の迫力ある音響で聞かないともったいないと感じました。
連載期間が長い原作であるからこそ、キャラクター数が多いというのも考え物で、2時間弱の映画では全員を上手く引き立たせきれていない感はありましたが、この映画の中心は「ウタ」「ルフィ」「シャンクス」だと思うので、その三名はしっかりと見せ場があって満足です。
映画を見る前と見終わった後で劇中歌の聞こえ方が変わりました。
見に行く前から「新時代」や「私は最強」などをよく聞いていたのですが、見終わってから聞くとウタがどういう気持ちで歌っていたのかというバックボーンが脳裏に浮かんでくるのでより素晴らしく感じます。
何回も見に行く人の気持ちがとても分かる作品です。
あと、エンドロールが非常に印象的で、ワンピースが好きな人にとってはちょっとしたサプライズという感じでした。
おススメしたい人
・ウタというキャラクターが魅力的に思える人
・Adoさんの歌が好きな人
ワンピースが好きな人というのはある意味前提条件だと思いますが、その中でも予告とかを見てウタに対して好意的にとらえられるか否かが映画を楽しむことに直結します。
映画はウタを中心に進んでいくので、ウタのことが好きになれなければまったく楽しむことはできないかと思います。
Adoさんが好きな人にとっては映画館の音響で歌を聞くことができるのでとても満足いくのではないでしょうか。
本当に魅力的な歌声で、能力者かと思ってしまいます!
まとめ
ワンピースにわかファンである自分としては非常に素晴らしい映画という感想を持ちました。
見る人それぞれのワンピースという作品にかける熱量次第で見え方が違ってくるんだと思いますが、映画としては非常にキレイにまとまっていて感動的な作品だと感じました。
シャンクスとルフィをどのように扱うのかと思いましたが、なるほどと思わせられる展開になったので思わず感嘆しました。
Adoさんの歌の上手さにも心を掴まれました。
歌の力という作品のテーマに非常にマッチしていて聞きほれてしまいました。
原作も遠くない未来には完結を迎えることになると思いますが、ウタの目指した”新時代”が無下にならない世界になることを願うばかりです。
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