日本では無宗教の人も多く、あまり日常生活で宗教を意識することはないのではないでしょうか?
私自身、祖父や祖母が仏教徒のため法事に参加する時くらいでしか宗教を意識することはありません。
世間に浸透しているクリスマスなども宗教由来の行事でしょうが、具体的にどういう日なのか知らずにイベントくらいの認識でいます。
自分が意識していないだけで身の回りには宗教由来のものは多いのではないか?
仏教やキリスト教など聞いたことはあるけどどんなものなの?
そんな宗教と社会の関係を学ぶことができる書籍をまとめてみました!
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宗教学を学べるオススメの本
大学4年間の宗教学が10時間でざっと学べる
著者 | 島薗 進 |
出版社 | KADOKAWA |
出版年 | 2019/3/4 |
世界中に広まっている宗教の概要についてを一冊にまとめている書籍です。
キリスト教・ヒンドゥー教・仏教などの有名な宗教を一冊で学ぶことができます。
一冊に詰め込んでいる分、一つ一つの宗教に関しての情報は要約されてはいますが、宗教を学ぶ入門書としてとても分かりやすいと思います。
宗教学入門
著者 | 脇本 平也 |
出版社 | 講談社 |
出版年 | 1997/8/8 |
宗教学の体系について分かりやすくまとめられている書籍です。
書籍のタイトル通り、入門書として最適です。
これから宗教学を学びたい人にオススメな書籍です!
よくわかる宗教学
著者 | 櫻井 義秀, 平藤 喜久子 |
出版社 | ミネルヴァ書房 |
出版年 | 2015/3/20 |
諸宗教と社会の関係を様々なトピックから掘り下げている本です。
宗教が社会に与えている影響を知ることができる本となっており、宗教学を学ぶ上で非常に分かりやすい作りとなっています。
図解 世界5大宗教全史
著者 | 中村 圭志 |
出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
出版年 | 2016/6/23 |
仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教という世界的に影響力の大きい5つの宗教を図解付きで解説している本になります。
図が付いているので分かりやすい構成となっています。
視覚的にパッと学びたいという場合に役立つ本です!
100のインフォグラフィックで世界を知る 〈世にも美しい教養講義〉超図解・宗教
著者 | マチュー・グランプレ (著), マリルー・ダルモン (イラスト), 佐藤 絵里 (翻訳) |
出版社 | ディスカヴァー・トゥエンティワン |
出版年 | 2017/7/13 |
超図解というタイトル通り、本書籍には図がたくさん描かれています。
図鑑のような印象を受ける本になっています。
図が多く見やすい反面、他の書籍に比べると文量が少ないため、詳細に学ぶというよりは大まかに理解するために用いたい本になっています!
眠れなくなるほど面白い 図解 世界の宗教: 教義、教典から歴史まで 大宗教の中味がわかる!
著者 | 星川 啓慈 |
出版社 | 日本文芸社 |
出版年 | 2020/7/8 |
世界の宗教について図解付きで分かりやすくまとまった本です。
内容としては難しくなりすぎないようにまとめられている印象を受けます。
世界の宗教の概要が分かりやすくまとまった入門書として使用できます!
イラスト図解 社会人として必要な世界の宗教のことが3時間でざっと学べる
著者 | 池上 彰 |
出版社 | KADOKAWA |
出版年 | 2019/6/21 |
学問としての宗教というよりも、世界情勢を知る上で必要となる宗教の知識を学ぶことができる本となっています。
日本で暮らしていると、宗教に関して意識することが少ないため世界のニュースなどを見ても宗教がらみの内容が理解できないことも多々あるかと思います。
そんなとき、この本が役に立ちます!
若い読者のための宗教史
著者 | リチャード・ホロウェイ (著), 上杉 隼人 (翻訳), 片桐 恵里 (翻訳) |
出版社 | すばる舎 |
出版年 | 2019/4/12 |
宗教史についてしっかりと理解することができる本になっています。
いわゆる5大宗教について各々しっかりとまとめてあり、この一冊を読むことで宗教の歴史や体系を知ることができます。
外国の本を日本語訳している本のため、日本人作者の本とは一味違う内容に感じます。
哲学と宗教全史
著者 | 出口 治明 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
出版年 | 2019/8/8 |
古代の人間が宗教や哲学に行きつき、現代に至るまでにどのような変遷を遂げてきたのかを学ぶことができます。
宗教と哲学は切っても切れないつながりがあることを学べます。
哲学についても述べられていることで、歴史についての理解も深まります!
世界94カ国で学んだ元外交官が教える ビジネスエリートの必須教養 世界5大宗教入門
著者 | 山中 俊之 |
出版社 | ダイヤモンド社 |
出版年 | 2019/8/22 |
「宗教学」というジャンルからはそれている本になるかもしれませんが、ビジネスとして世界に出たときに実際に必要となってくる宗教知識を学ぶことができる本です。
座学的な宗教というよりも、ビジネスとして身になる宗教という観点を学べます。
宗教の歴史や体系を学ぶのと同時に本書のような実経験的な知識を得てみるのも面白いと思います!
キリスト教を学べるオススメの本
上馬キリスト教会ツイッター部の キリスト教って、何なんだ?――本格的すぎる入門書には尻込みしてしまう人のための超入門書
著者 | MARO(上馬キリスト教会ツイッター部) |
出版社 | ダイヤモンド社 |
出版年 | 2020/7/29 |
入門書をさらに分かりやすくしたような本になっています。
キリスト教について全く知識がない人でもスルッと読むことができる分かりやすさが重視された本だと思います!
気負うことなく読むことができるのでオススメです!
キリスト教の核心をよむ
著者 | 山本 芳久 |
出版社 | NHK出版 |
出版年 | 2021/9/27 |
キリスト教の核心を目指して読み進めることができる入門書となっています。
分かりやすく簡潔にまとまっており、非常に読みやすい本となっています。
すでにキリスト教について学んでいる人にも、新たな視点から核心を考えるきっかけになるかもしれません。
ヒンドゥー教を学べるオススメの本
ヒンドゥー教 インドの聖と俗
著者 | 森本 達雄 |
出版社 | 中央公論新社 |
出版年 | 2003/7/25 |
ヒンドゥー教という宗教について、著者の実体験を交えて解説している本です。
インドにおける歴史や制度などの社会を取り巻く環境と、それがヒンドゥー教とどう関わっているのかがまとめられています。
日本人からすると馴染みのないヒンドゥー教を学べる本だと思います!
ヒンドゥー教10講
著者 | 赤松 明彦 |
出版社 | 岩波書店 |
出版年 | 2021/2/19 |
インドに住む大多数の方が信仰するヒンドゥー教。
そんなヒンドゥー教の哲学を解説している本になります。
非常に複雑なヒンドゥー教の歴史や概要が整理されています。
イスラム教を学べるオススメの本
イスラム教再考 18億人が信仰する世界宗教の実相
著者 | 飯山 陽 |
出版社 | 扶桑社 |
出版年 | 2021/2/28 |
イスラム教の現状について切り込んで述べられている本になります。
日本のメディアではイスラム教について正しく報じていないという論調になっており、正しくイスラム教の現状を知ることができる本となっています。
となりのイスラム 世界の3人に1人がイスラム教徒になる時代
著者 | 内藤 正典 |
出版社 | ミシマ社 |
出版年 | 2016/7/17 |
表紙イラストが可愛らしいのが特徴的な、イスラム教の世界情勢を学ぶことができる本です。
イスラム教徒について分かりやすく述べられており、現代においてイスラム教徒との共存についてどのように考えていくべきかを考えることができる本となっています。
仏教を学べるオススメの本
教養として学んでおきたい仏教
著者 | 島田 裕巳 |
出版社 | マイナビ出版 |
出版年 | 2019/4/24 |
仏教を教養として学ぶことができる本となっています。
仏教がどういう宗教なのか、他の宗教と対比しながら述べられているので理解しやすくなっています。
ブッダが教える愉快な生き方
著者 | 藤田 一照 |
出版社 | NHK出版 |
出版年 | 2019/6/25 |
本のタイトル、表紙のゆるいイラストの感じからも読み取れますが、とても取っつきやすい仏教の本になっています。
仏教を学ぶと考えると難しく考えてしまうかもしれませんが、知識がなくてもスッと読むことができる一冊です。
堅苦しく考えずに手に取り、仏教についての知識を得る事ができます。
ユダヤ教を学べるオススメの本
<新版>ユダヤ5000年の教え
著者 | ラビ・マービン・トケイヤー (著), 加瀬英明 (翻訳) |
出版社 | 小学館 |
出版年 | 2016/10/8 |
非常に歴史があるユダヤについて凝縮された一冊となっています。
ユダヤ教を学ぶことができる本です。
ユダヤ教の教え・格言は現代日本の生活にも参考となるかもしれません。
ユダヤ人の成功哲学「タルムード」金言集
著者 | 石角 完爾 |
出版社 | 集英社 |
出版年 | 2012/4/20 |
ユダヤ教の信仰の元となっている「タルムード」という文書群。
その「タルムード」から説話やエピソードをまとめることで、ユダヤ教がどのような教えなのかを述べている本です。
まとめ
宗教というと取っつきにくく難しいという印象がありました。
ただ、とても分かりやすくまとめられている本が多いことを知り、実際に信仰するかどうかは置いておいて知識として学ぶことに意義はあると感じました。
知っているのと知らないのでは社会における宗教関連の出来事などへの解像度が変わってきます。
様々な宗教がある現代を生き抜いていくためにも、ぜひ知識として理解しておきたいものですね!