ELTEAです。
仕事が出来る人、好感度が高い人、話しが上手い人。
日常生活を送っているとそんなスゴイ人と接することがあると思います。
彼らは生まれたときから特別だったのでしょうか。
もしかすると、何も意識せずともできる才能ある人もいるでしょう。
それでは凡人は一生できるようにはならないのか、もっと出来るようになりたいと悩みを抱える人も多いことでしょう。
私ももっといろんなことを高い水準でこなせるようになりたいと日々悶々とした気持ちを抱えながら生きています。
今回紹介する書籍は、そんな悩みに対して一つの答えを「アウトプット」というテーマでまとめられています。
アウトプットすることで人は成長できるということが非常に分かりやすくまとめられていて、行動することの大切さを改めて感じさせられました。
この記事も、書籍を読んで感化されたのでアウトプットしてみようと書いてたりします。
学びを結果に変えるアウトプット大全
著者:樺沢紫苑
出版社 : サンクチュアリ出版 (2018/8/3)
本の長さ : 370ページ
概要
インプットしたことをアウトプットできない人は多くいるが、それは非常にもったいないことである。
なぜならアウトプットをすることで身体や記憶に定着するからだ。
インプットとアウトプットの比率は3:7くらいを目指して行動をしよう。
上記のような語り口から、いかにアウトプットが大切なのかを冒頭で述べています。
冒頭以降は、実際のアウトプットの方法が具体的に言語化されており、簡単なイラストもついていることから非常にスラスラと読める構成となっています。
例えば、
・ザイオンス効果
・Yes How話法
・質問の仕方
・返報性の法則
などがあります。
ザイオンス効果は心理学の用語ですが、本書では雑談について考える際の具体例として挙げられていました。
雑談は質ではなく量であるという考えで、ザイオンス効果というのが、人間は何度も接触することで好意を抱くという感情のことを言います。
なので、面白い雑談をしなければと考えて会話が減るよりも、面白さを考えずに下らない雑談でも回数をこなす方が仲良くなれると言うのです。
そう考えると、会話のハードルは少し下がる気もしますよね。
よほど相手を不快にさせない限りは、何度も世間話をした方が仲良くなれるのですからいろいろ考えて会話をしない方が損なわけです。
といった具合に様々な切り口からアウトプットのテクニックをまとめてあるのが本書の内容となっています。
感想
こうやったら上手く人づきあいができるんだろうなという方法を非常に分かりやすく言語化されていて参考になりました。
この書籍を読んだからら今すぐ最強のコミュニケーション能力、アウトプット能力が身に着くというような魔法の書籍ではありませんが、内容を意識して少しずつでも日常生活に活かすことで確かに変化は訪れるだろうとは感じます。
自己紹介でより相手の記憶に残りやすくするには比較しやすい数字などを取り入れてみようという技術なんかは意識するだけですぐに取り入れられます。
「私はご飯が好きです」というキャラクターよりも「私はご飯が好きで一日5食必ず食べます」と言った方が確かに記憶に残ると思うんですよね。
あ、5食の人だ! みたいな感じで。
こういった取り入れやすいテクニックを意識してみることで日常生活に変化があれば、この本は読んで正解だったなと感じます。
相手がどう感じているかなんてエスパーでもない限り分からないので、自分が良いと感じたものを取り入れて、自分がうーんと感じたものを排除するだけで、格段に良くなると思います。
そのために、良いと感じたもの、悪いと感じたもの、すなわちインプットされたものを例えばノートなんかに書きだす(アウトプット)ことが重要です。
アウトプットをもっともっと積極的に行うことで、より良い人生にしていきましょう!