世の中のファンタジー作品の多くが影響を受けているであろうもの、それは『神話』です。
『神話』の中でも特に知名度が高いものが「北欧神話」だと思います。
「オーディン」「ユグドラシル」「フェンリル」「ヴァルキューレ」「ラグナロク」etc、、、。
様々な作品で聞き覚えのある用語ではないでしょうか。
これらの用語が出てくるものこそ「北欧神話」です！
ただ、用語はちらほら知っているけどどんな神話なのかはよく分からないという人がほとんどではないでしょうか？
意外と知られていない北欧神話の顛末を分かりやすくまとめているのが、以下で紹介する書籍になります！
いちばんわかりやすい 北欧神話
著者：杉原 梨江子
出版社：実業之日本社
発売日：2013/1/19
登場する用語の一例
| 用語 | 概要 |
|---|---|
| ユミル | 原初の神 |
| オーディン | アース神族の最高神 |
| トール | 最強の雷神 |
| フレイヤ | この世の全ての男が愛人とも言われる愛の女神 |
| ロキ | 善と悪の両面を持つ神、巨人の両親のもとに生まれ、オーディンと義兄弟の契りを交わしている |
| テュール | 勝利の神 |
| フェンリル | 巨大なオオカミ |
| ヨルムンガンド | 世界をぐるりと取り巻くほど大きな蛇 |
| アースガルズ | アース神族の住まう世界 |
| ヨトゥンヘイム | 巨人族が住まう世界 |
| ミズガルズ | 人間族が住まう世界 |
| グングニル | オーディンが持つ槍 |
| ミョルニル | トールが持つ槌 |
上記に記載したもの以外にも登場する神や巨人、人間、その他の動物、武器など、かなり多数の用語が登場します。
世の中にあるいろんな作品で聞き覚えのある用語が登場してくるので、あの作品北欧神話からインスピレーションを受けていたのか！ と調べているだけでワクワクします！
概要
北欧神話を一言でまとめると「神々の戦い」
北欧神話の主な舞台は「スカンディナビア半島」周辺
※スカンディナビア半島は現代で言うノルウェー、スウェーデン、デンマークなどの国々がある半島
北欧神話の簡潔な流れ
世界の始まり
↓
生命誕生
↓
天地創造
↓
神々の戦い
↓
最終戦争（ラグナロク）
↓
世界の再生
北欧神話は世界の始まりから終わり、そして再生を描いた物語です。
九つの世界
別の記事でまとめていますが、北欧神話は九つの世界で構成されているとされています。
そしてその九つの世界を貫くのが世界樹「ユグドラシル」。
そんな壮大な世界観となっています。
北欧神話に登場する種族・主要登場名
神族（アース神族、ヴァン神族）
アース神族：「オーディン」「トール」「テュール」など
ヴァン神族：「フレイ」「フレイヤ」など
巨人族
「ユミル」「スルト」「フェンリル」「ヨルムンガンド」など
人間族
「シグムンド」「シグルズ」など
北欧神話に登場する神は万能ではない
オーディンは尋常ならざる行為で知恵の能力を手にした
オーディンは知恵と不老の力を得るために、ユグドラシルに逆さ吊りになり、九夜九日自分の身体を槍で突くという苦行の末、力を手にしたとされている。
首飾りを手に入れるため小人族と関係を持つフレイヤ
美しい首飾り「ブリージンガメン」を手に入れるため、小人族四人と関係を持ったとされる。
このほかにも、神々のエピソードは数多く存在する。
北欧神話に影響を受けている作品
進撃の巨人
ゴッド・オブ・ウォー
ヴァルキリーエリュシオン
指輪物語
感想
人々を惹きつける理由が分かるほど興味深い物語だなと感じました！
この書籍は入門ということで、もっと掘り下げて調べようと思えば底なし沼のごとく深い内容があることは言うまでもないと思います。
神話を研究している学者もいますしね。
実際に自分もこの書籍を読んでみて、研究したいと思う気持ちは分かりました！
それと同時に、ファンタジー作品を創作したいという欲求も高まりました。
様々な創作家たちが神話をベースに作品を作り上げるのも分かります。
ここまで創作意欲を掻き立てる物語はそうそうないですから！
ぜひ皆さんも北欧神話を学んでみてはいかがでしょうか！非常に面白いですよ！
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