こんにちはELTEAです。
日常生活では体験できないような物事を身近に感じることのできるコンテンツがエンタメ作品ですが、その中でもアニメは日本が誇る分野だと思います。
熱くなれたり、萌えたり、恐怖を感じたり、笑ったり、様々な感情を引き出してくれます。
今回紹介するのは、思わず涙腺が刺激される感動的な作品です。
planetarian
公式サイト:http://planetarian-project.com
この作品は、映画と五話ほどのアニメがあります。
主人公は男性です。
男性の一生を描いた物語といってもいいでしょう。
主人公は放浪の旅をしながら、プラネタリウムを使って星を見せる仕事をしています。
ただ、世の中は荒廃しており、空は分厚い雲に覆われ、雲の向こう側の星空を見れなくなって久しい時代です。
若い世代は空に星が瞬いていることすら知りません。
日の光も当たらないため、極寒の過酷な環境の中で人々は小さな集落を形成して生きています。
そのため、日々生きることに精一杯で豊かな心を持つ余裕すらなくなっているのです。
主人公の娯楽ともとれる仕事に「今はそんな余裕はない」と理解を示さない人もいます。
そんな世界を舞台に物語は展開されていきます。
この作品の見せ場は、主人公がどうしてプラネタリウムで星を見せることに人生を捧げているのか、その理由が明らかになる過去のストーリーです。
理解されず、批判されながらもプラネタリウムを見せて回ろうとする主人公の決意が分かります。
そのストーリーが涙なしでは見れません。
オススメしたい人
・感動したい人
・荒廃した世界観が好きな人
・アンドロイドと人間の掛け合いが好きな人
上記の趣向がある方は作品の世界観に引き込まれると思います。
切ない作品ではありますが、プラネタリウムが題材になっている作品であるため、夢や希望も感じます。
ポストアポカリプスの世界感が好きな人は一度見てほしいです。
設定
基本的な作品の構成は、
・主人公がとある集落に滞在することとなる。
・その集落の子供たちと仲良くなる。
・プラネタリウムの良さを教える。
・並行して演出されるのが、主人公がどうしてプラネタリウムを仕事にしているのか、という過去の話。
・主人公が若いころ、すでに世界は荒廃していた。
・崩壊した都市で物資を漁っていた主人公が、デパートに併設されているプラネタリウムに辿り着き、そこで案内役のアンドロイドと出会い、心を動かされていく。
・アンドロイドとの出会いを経て主人公は現在の仕事を始めるが、自分の死期が近いことを察している。
・星を伝える人を継承していく。
というような流れとなります。
プラネタリウムの案内役:ほしのゆめみ
主人公の男性
ゆめみの一挙手一投足がとても可愛らしく、壊れた世界の中では異色といえますが、それ故に主人公の心が動いたわけです。
生きることに精一杯で余裕のなかった主人公が、アンドロイドとのやり取りの中で生きる活力をもらっていくところがグッときました。
大きく心を動かされた人間の生き様と、人の心の中の大事な思い出の美しさというものを感じて、心が温かくなりました。
まとめ
ちょっと古い作品なので、作画やキャラクターデザインなどは今風ではありません。
なので、そこが受け入れられない人もいるかもしれません。
ただ、ストーリーは非常に素晴らしいと思いました。
私は感動して涙が溢れたほどです。
是非一度、見てほしい作品なので、機会があればご覧ください。
時代が進んでも色あせない名作だと思います。