仕事や日常の会話において相手に伝わるかを考えて会話をしていますか?
自分が話すことでいっぱいいっぱいで相手の気持ちまで汲み取ることができていないこともありますよね。
しかし、いくら話しても意図が伝わっていなければ、お互いにとって有意義な時間にはなりません。
会話や文章でのやり取りを正確に伝えあうことができれば能率が上がるというものです。
ということで、伝わる言葉の選び方を考え・意識するきっかけとなる本を紹介します!
バナナの魅力を100文字で伝えてください 誰でも身につく36の伝わる法則
著者:柿内 尚文(かきうち たかふみ)
出版社 : かんき出版 (2021/12/21)
本の長さ : 213ページ
概要
社会で生活を送る上で、対面にしろメールにしろ言葉のやり取りは発生します。
会話が得意・不得意は人それぞれだと思いますが、得意で損をすることはない技術だと思います。
ですが、会話についてどうすれば伝わるのかを考える人は多くはないのではないでしょうか。
本書籍を読むと会話も技術であって、意識をすることで上達・成長するということを知ることができます。
私が本書籍を読んで学びになったと思ったポイントをいくつか紹介させていただきたいと思います!
人は、伝えてもらわないとわからない
察してくれという姿勢では相手には伝わらないということです。
本書籍では夫婦の離婚などを例に挙げていたりしますが、たとえ長く連れ添っていたとしてもコミュニケーションを相手に委ねるのではなく伝えたいことをしっかりと伝えるというのが大事ということです。
しっかりと伝えたいことを伝えるという意識は、本書籍の中では大前提として紹介されています。
比較の法則
ダメなものを伝えて良いものと比較することで良いものの価値を高めることができるという手法です。
オススメしたいものを引き立たせるために他のものを必要以上に悪く伝えたり嘘をつくのはNGです。
仕事に恥ずかしさを持ち込んではいけない。性格と仕事を切り離せ。
会話の技術というよりは心持ちの話でが、非常に大事な考え方だと思います。
話すことが苦手だったり恥ずかしいといった個々人の性格はあるでしょうが、その性格を仕事に持ち込むと誰も得をしないということです。
伝えることを渋ることで、業務上必要な情報が伝達されないなどの状況が起きてしまいます。
その状況は本人も上司も望まないものですので、話すことも仕事としっかりと割り切る意識をしましょう。
話しにフリとオチを作る
相手に聞き入ってもらうための技術です。
本書籍の例では、「ビリギャル」こと「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」を例に取っていたりしました。
『偏差値40』→フリ 『慶応大学合格』→オチ
と説明しており、「慶応大学合格」と言われるよりも「偏差値40から慶応大学合格」と言われた方がビックリしたり印象に残ったりするよねという手法となります。
「外部力」を使う
話に信頼性を持たせるための技法です。
「○○さんがこういうデータを出していた」など自分よりも権威がある人物の言葉を持ってくることで、自分の話を信頼してもらうことができるというものです。
本書籍では子供のしつけを例にとって、「オバケが来るよ」などというのも外部力を使った伝え方だと述べています。
感想
会話に技術があるということは知ってはいましたが、今まで取り入れようと考えたことはありませんでした。
そういうのは営業を生業にしているような人の専売特許だ、自分は普通にやればいいというような意識を持っていたように思います。
自分はお世辞にもコミュニケーションが上手いとは言えないので、自分には必要ないと思い込むことでコミュニケーションから逃げていたんでしょうね。
本書籍を読んで、コミュニケーションから逃げることは逆効果だと思い知りました。
しっかりと意識を持って実践し、経験を積んだり失敗から学ぶことが何よりも大事なことだと思うので、これからは会話をする際は意識をしていきたいなと思います!
コミュニケーションに苦手意識がある方はぜひご一読してみてください!